Forbidden Palace Library #00 「失われた7枚」シリーズ 外伝

『エリーゼの為に』




シルバニア王国
王都シルバニア


「白亜の王都、シルバニア」
夜、町の街灯に灯される魔導の明かりが白き町に映えるその光景は、訪れた旅人達を魅了してやまないという。
実際、それがきっかけでこの町に移り住んだ者達も沢山いる。

「白亜の王都、シルバニア」
この町の人々は自分たちの住む此の町のことをそう呼んでいるが、他の都市の人々からはこう呼ばれている。
「幻惑の都、シルバニア」と。


王城3階 作戦会議室

レナード 「では本日の会議はこれで終了……と、一つ忘れていたな。」

ユリア 「え?まだ何かあるの???」

レナード 「ああ。
 我がシルバニア王国のかつての宗主国であるブランドブレイ王国、
 そこのステラ港という港町を知っているな?」

アシスト 「ラファエル王国統一時代からあるっていう伝説の港町だろ?」

レナード 「然り。その港町から開港千年記念式典の招待状が来てな、
 我が国からは師団長を誰か派遣する事になった。
 そこでだ、誰か行きたい者はいるか?」

アシスト 「馬車で行ったとして、
 式典の期間も含めると……
 往復で10日以上は見た方がいいな……。」

レナード 「アシスト、行ってくれるか?」

アシスト 「いや、ただ俺は日数を計算していただけで……」

ユリア 「そーよねー、エリーゼちゃん置いて行くわけにはいかないしねぇ☆」

エリーゼ 「ユ、ユリア師団長っ!!」

レナード 「……ふむ。なるほど。
 ならばこうしよう。
 アシスト、エリーゼ、二人で行って来い。」

エリーゼ 「えっ!?」

アシスト 「なにっ!?」

レナード 「それなら何も問題はあるまい。」

ユリア 「ひゅーひゅー、婚前旅行ー☆」

エリーゼ 「ユ、ユリア師団長っ!」

レナード 「アシスト、エリーゼ、頼んだぞ。
 では本日の定例会議はこれにて終了。
 各自解散。」

アシスト 「ち、ちょっとまてよっ!おいっ!レナードっ!無視するなっ!」


▽……。



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