Forbidden Palace Library #12 夢みよ乙女達


王都シルバニア
王城3階 作戦会議室




ユリア 「えへへー……にへらー☆ うふふっ☆」

「……どうしたんですか、ユリア師団長。
 さっきからずーっとニヤけっぱなしで。
 そんなデレデレしてたら溶けて机と一体化しちゃいますよ。」

ユリア 「あのねあのね、秘書ちゃん。
 実はね……うーん、あの、ね?
 ……やっぱり、言うの恥ずかしいっ☆」

アシスト 「……言いたいんだろ、要するにさ。」

ユリア 「おだまりっ、ロウクスちゃんっ。
 あのねあのね、実は…………。
 あー、やっぱり照れちゃうー☆」

グリフィス 「……なぁ、熱とかあるんじゃね?頭大丈夫か?」

アシスト 「馬鹿毛のグリフィスに心配されたらおしまいだぞ。」

グリフィス 「赤毛だぁあああああっ!」

ユリア 「うん、そうだね!思い切って言っちゃう!
 あのねー、今度アークと……その、
 結婚することになったのー☆」

アシスト 「あ、うん。」

グリフィス 「…………。」

レナード 「…………。」

エリーゼ 「…………え?」

アシスト 「結婚?」

ユリア 「えへへー☆」

「あっ、おめでとうございますっ!」

アシスト 「……そうか、ユリアももうそんな歳か……」

ユリア 「おだまりっ、ロウクスちゃんっ。」

レナード 「もうボイス宰相も公認なのか?」

ユリア 「もっちろーん☆ ほらほら、結婚の証に!
 じゃじゃーん!このネックレスに通したリングを……
 リング……ネックレス……あれ?」

「???」

ユリア 「ネックレス、リング、どこ……?」

エリーゼ 「え?」

ユリア 「無い……無い……あれっ……?」

グリフィス 「家に置いてきたとか。」

ユリア 「ううん、そんな事ない、絶対ない!
 ちゃんと家を出るときはつけて……つけて……
 ふぇっ……うわぁあああん、アークぅ!」

アシスト 「……つまりどこかに落とした可能性大ってことか。」

レナード 「落とした場所の心当たりはあるのか、ユリア?」

ユリア 「うわぁあああん、えぐえぐえぐえぐ。」

レナード 「……だめだ、まともな言葉が返ってくる気配がない。」

アシスト 「仕方ない、俺たちで手分けして探してやるか……」

「あれ、意外と優しいんですね、アシスト師団長。」

アシスト 「このまま泣かれ続けても迷惑だからな。もちろんお前も探すんだぞ、秘書。」

「……えっ?」



▽ とりあえず街へ出る



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