
 「……はぁっ……はぁっ……。」
「……はぁっ……はぁっ……。」
 「レナード将軍?
「レナード将軍?
 ……どうなさいました、
 そんなに息を切らせて?」
 「……はぁっ……はぁっ。
「……はぁっ……はぁっ。
 アリスさん……もう遅かったかもしれませんが……
 ラブレターは……。」
 「え?はい?ラブレター?」
「え?はい?ラブレター?」
 「白い封筒の……
「白い封筒の……
 ……その……
 私のアリスさんに対する思いを込めたラブレターは……」
 「……え?」
「……え?」
 「初めて中央公園でアリスさんに出会った2年前から
「初めて中央公園でアリスさんに出会った2年前から
 私がアリスさんのことをずっと好きだったと書いた手紙……。
 !? もしかして、まだ受け取っていないっ!?」
 「……2年前から……。
「……2年前から……。
 キスしたときよりもずっと前から……
 じゃあ私と同じあの秋から……?」
 「……そ、そういうことになるのだろう。」
「……そ、そういうことになるのだろう。」
 「……初めて、
「……初めて、
 私の事を好きって言ってくださいましたね……。
 うれしいです……私も、好きです。」
 「アリスさん……。」
「アリスさん……。」
 「……呼び捨てにしてください、レナード。」
「……呼び捨てにしてください、レナード。」
 「…………アリス。」
「…………アリス。」
 「はい★」
「はい★」
 (……しかし……どういうことだ?)
(……しかし……どういうことだ?)
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